防水保護等級について

本機の仕様は水の侵入に対する保護等級「IP6」(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない)ですが、以下の点にご注意下さい。

●水がかかる場所や湿気の多い場所で使用するときは、必ず充電口がしっかり閉まっていることを確認して下さい。
●石鹸の泡やオイルのついた手で触らないで下さい(浸水する可能性があります)。
●ドライヤーなどで乾かさないで下さい(変形する可能性があります)。
●水の侵入による故障は、保証期間内でも保証対象外となります。

IP等級におけるIPX6の防水性能について

IPX6の定義と試験方法

IPX6は、あらゆる方向からの強い噴流水に対する保護を意味します。具体的には、内径12.5mmのノズルから100L/分の水を3mの距離から全方向に3分間噴射し、機器内部に水が浸入しないことを試験で確認します。この試験は、激しい降雨や高圧洗浄など、日常で遭遇する可能性のある水環境を想定しています。

IPX6の適用事例

IPX6は、屋外で使用される電子機器や電気機器に広く適用されています。

  • 屋外用防犯カメラ:
    • 雨や風にさらされる屋外環境でも、安定した動作を維持するためにIPX6の防水性能が求められます。
  • 船舶用機器:
    • 波しぶきや高圧洗浄に耐える必要があり、IPX6以上の防水性能が要求される場合があります。
  • 産業用機器:
    • 工場や建設現場など、水や粉塵が多い環境で使用される機器にもIPX6が適用されることがあります。
  • 屋外用照明器具:
    • 屋外で使用される照明器具は、雨風にさらされるため、防水性能がもとめられます。
  • スマートフォン:
    • 一部のスマートフォンには、IPX6の防水性能を備えているものもあります。

IPX6の注意点

  • IPX6は、あくまで噴流水に対する保護であり、水中での使用を想定したものではありません。
  • IPX6の性能は、経年劣化や衝撃などによって低下する可能性があります。
  • 機器の使用環境や条件によっては、IPX6の保護性能を超える水圧や水量が加わる場合があるため、過信は禁物です。

IPX6は、屋外での使用において高い防水性能を発揮しますが、使用上の注意を守り、機器を適切に管理することが重要です。